が、今日はもう帰るだけ。
当初の計画では、欅平に下りて公共交通機関を乗り継いで半日がかりで扇沢に車の回収に戻る予定でいた。(昨年参照)
天気が良いので、予定を変更して下ノ廊下で戻ることにした。交通費も安く済むしね。


下ノ廊下は、まだ完全には整備が終わっておらず、ただいま絶賛整備中。
通過は登山者の自己判断と自己責任において。
みんなが通過しているから大丈夫は厳禁。みんなの技量と自分の技量は同じではないのだ。
去年と様子が違うのは、まだ残雪が残っているということ。
今年の北アルプスは、本当に雪が多かったのだ。さぞ整備も大変だったことだろう。
登山者は、自分だけの力で山を歩いているのではなく、整備をしてくれる人、山岳救助隊、すれ違う登山者、里で待つ人など、どれだけ多くの人たちの恩恵の下にあるかということを忘れてはならないと思う。



旅の終わりは、トロリーバス。ものすごい数の観光客に一気に現実に引き戻された。
まだ観光目的で黒部ダムを通過したことはないが、いずれ年老いて山を仕舞う時が来たら、観光で訪れてみたい。かも?
最後はちょこっとだけトンネル内を歩いて駅に行くのだが、トンネル内を通過するトロリーバスに手を振ってみたら、みんな振り返してくれた(笑)

ピークを踏まない極上の山旅(3)-下ノ廊下
2017年10月9日(祝) 晴れ
阿曽原温泉→下ノ廊下→黒部ダム

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