カテゴリ:hiking( 113 )

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アプローチの悪さを嫌う人もいるが、そこがまたいいのである。
すれ違いにひやひやしながら道幅の狭いくねくね道を延々と運転し、ややこしいシステムのバスに乗り換えて、やっとたどり着く登山口。
そこから5~6時間かけて樹林帯を登ると、天空の散歩道が待っている。
簡単にたどり着ける山などおもしろくもない。苦労してこその感動がそこにはある。
1つ1つの山が深く大きい。どっしりとした豊かな山容はいつ見ても惚れ惚れする。
南アルプス南部。一番ときめく山域だ。


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冬季は、千枚小屋の2階の一部が冬季避難小屋として開放されている。
以前そこを利用した際に、次回は営業期間内に来て1階を利用してみたいと思った。

ところがである。千枚小屋を利用できる客は、フルオーダーで泊まる客、いわば惜しげなく金を落としていく客なのだ。
素泊まり客など客であって客ではない。よって、千枚小屋の奥の奥にある百枚小屋があてがわれる。
荒川小屋に至っては、「物置」と書いてある横に「素泊まり小屋」の札が掲げてあるのだ。
ここは「物置」の文字がないだけまだいい。

山の上でさえも金がある者が優遇されるのが現実なのだ。宝くじ、当たらねーかなー。
まあいい、冬季になれば、ただで千枚小屋を使えばいいだけのことなのだから。
負け犬の遠吠えかしらん?



荒川三山~赤石岳(南アルプス)
2017年7月15日(土)~17日(祝)

7/15 晴れ
椹島→滝見橋→小石下三角点→清水平→蕨段→駒鳥池→千枚小屋(百枚小屋泊)

7/16 晴れのち曇りのち雨
千枚小屋→千枚岳→丸山→悪沢岳→荒川中岳→荒川前岳→荒川小屋→大聖寺平→小赤石岳→赤石岳→赤石岳避難小屋(泊)

7/17 霧雨のち晴れ
赤石岳避難小屋→赤石岳5:00→北沢源頭→富士見平→赤石小屋→樺段→椹島
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まだ残雪の残る悪沢に登ったのが初めての南アルプスであった。
悪沢方面から見た赤石の姿に惚れこんでしまった。
その時、共に歩いた師匠の追悼として今回は同じルートを歩きにきた。
今後どうするかについてはまだ迷うところだが、師匠が自分に求めた「自分の力で登る」ということは常に軸としたい。







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by campanula2015 | 2017-07-19 23:30 | hiking
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岩場に咲く鏡のような葉を持つ花ということでその名がついたという。
実際には、岩場だけでなく、草地でも樹林帯でも多く見かける。
山に行けば大抵のところに生えている、というのが大方が思うところであろう。
よって、やまやにとってはさほど珍しい花ではなく、いわばありふれた花。
コマクサやキタダケソウのように、わざわざその花を見るために山を登るという人はおそらくいないのがイワカガミ。
しかし、岩場にちょっとした彩を添えてくれる庶民的な雰囲気を持つこの花に、しばし目を留めつつ息を整える登山者は多いことと思う。



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帰りの温泉は、ラジウム温泉の「増富の湯」
4種類のお湯を楽しめますが、どれもぬるめなので、
熱いお湯を好む人にはちょっとかもしれません。
富士見平小屋で割引券をもらうと50円引きの770円。



金峰山(奥秩父)
2017年7月8日(土) 雲時々晴れ一時雨
瑞牆山荘前無料駐車場→登山口→富士見平小屋→大日小屋→大日岩→砂払ノ頭→五丈岩→金峰山(ピストン)
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羽虫が大量発生していた。特に山頂はひどかった。やはり夏に低山に登ったらあかんわ。



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by campanula2015 | 2017-07-12 23:30 | hiking
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ここ北岳にしか咲かない。それもごく限られた場所にしか咲かない。
残雪の残る梅雨時に他の花に先駆けて最盛期を迎える。
キタダケソウに謁見するには雨覚悟で標高差約1600mを登り上げねばならない。
この日、山頂付近は大荒れであった。
霧で視界が悪く、時折小雨がぱらつき、風が強い。
風の通り道となっている池山吊尾根分岐は暴風が吹き荒れまともに立っていられない。
至宝のために結界でも張っているのであろうか。
岩につかまりながら半ば這うように結界を抜けると風がやや収まり、その先にはキタダケソウが群れるように咲いていた。
謁見を終えて帰路に就くと、急速に霧が引いていき、つかの間、周りの山々が姿を現した。
まるで幻のようだった。



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 キタダケソウとよく似ている花が
 ハクサンイチゲ。
 見分け方は、花びらの形と葉っぱ。

 花びらの先端が丸っこいか尖っているか、
 葉っぱの先がが丸っこいか尖っているか、
 葉の裏に産毛があるかないか。

 花びらの先端が丸っこくて、
 裏に産毛がない丸っこい葉っぱが重なるように
 ついているのがキタダケソウ。

 左の画像では、
 上がキタダケソウで、下がハクサンイチゲ


北岳(南アルプス)
2017年7月2(日)~3日(月)
7/1 曇りのち雨
広河原→白根御池小屋→草すべり→北岳肩ノ小屋(泊)

7/2 曇り
北岳肩ノ小屋→北岳→キタダケソウ群生地→北岳→大樺沢二俣→広河原

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今年は積雪が多く、だいぶ融雪が進んできてはいるものの、大樺沢上部はアイゼンとピッケルと滑落停止技術が必要。







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by campanula2015 | 2017-07-05 23:30 | hiking

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雲居小桜-漢字で表記すると、なんとも奥ゆかしい名ではないか。
自生地は、南アルプス、八ケ岳、秩父山地、富士山。
湿った岩の割れ目にしがみつくように咲くその姿は繊細で可憐。
静かな山の中で対面するにふさわしい花だ。
繊細でありながら強い生命力を感じる花であった。だからこそ美しい。
この花のためだけに登ってきた甲斐があった。
駒ケ岳とかけてみました(笑)


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下山後は、おっぽに亭こっこ横手店で卵かけごはんはいかが?
おいしい米とおいしい卵。
素材が良いとシンプルなメニューが生きますね。
卵は、白州郷牧場で取れた「平飼い玉子」

味噌汁付きの定食は500円。嬉しいワンコインでした。




日向山~鞍掛山(南アルプス前衛)

2017年6月10日(土) 晴れのち曇りのち一時小雨
日向山矢立石登山口→日向山→鞍掛山分岐→駒岩(分岐)→鞍掛山→展望台→鞍掛山→駒岩→鞍掛山分岐→日向山→登山口

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日向八丁尾根には、親切すぎるくらいに赤布があり、甲斐駒方面との分岐には新しいりっぱな指導標まで立っていた。
鞍掛山の山頂からさらに5分ほど進むと、目の前に甲斐駒と鋸が望める絶好の展望台がある。



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by campanula2015 | 2017-06-14 23:30 | hiking
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説明するまでもないが、ツクモグサは自生する山が限られている。
八ケ岳か白馬か北海道か。
白馬や北海道となると(財力的に)気合が必要となる。
低コストで楽しめるのは八ケ岳。
この時期、まだ多くの花は咲いていないから、この花のためだけに登る。
それがいいのである。目的をただ一つに絞る贅沢。
あれもこれもなんて感動も記憶も薄まるってもの。


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ツクモグサを愛でた後は、
八ケ岳高原ロッジの名物「幸せを呼ぶ青い鳥チョコレート」を買って帰ろう。
女性に差し上げると、老いも若きも喜びます。
みなさん、幸せに飢えているようです。


横岳(南八ケ岳)
2017年6月3日(土) 晴れ
海の口自然郷登山口→東屋(貯水池)→横岳(三叉峰)→二十三夜峰→横岳(三叉峰)→東屋(貯水池)→海の口自然郷登山口
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2500m辺りからハイマツ帯の手前まで残雪あり。雪が腐っていてアイゼンが利かない。踏み抜き多発。
まだ夏道が雪の下なので、各自思うがままのルートで山頂を目指すことになる。
尾根通しに行くのが楽かと思うが、途中から尾根を外れて山腹をトラバースするルートを取らないと藪漕ぎが待っているので注意。



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by campanula2015 | 2017-06-05 23:30 | hiking
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谷川岳(上信越)
2017年4月16日(日) 快晴
谷川岳ベースプラザ8:30-(ロープウェイ)-天神平8:45
天神平8:55→天神峠(9:20~9:30)→熊穴沢避難小屋(9:55~10:05)→天神ザンゲ岩(11:00~11:05)→肩ノ小屋11:20→トマの耳(11:25~11:30)→オキの耳(11:40~11:50)→トマの耳12:00→肩ノ小屋(昼食,12:05~12:30)→天神ザンゲ岩12:40→熊穴沢避難小屋13:00→天神峠13:25→天神平13:35
天神平13:50-(ロープウェイ)-谷川岳ベースプラザ14:05
※熊穴沢避難小屋は、まだ完全に雪に埋まっていた
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家を夜中の2:30に出て、途中、高速のSAで朝ご飯を食べたりしながら、谷川岳天神平スキー場に着いたのが8:00。遠い。
遠かったけれど、天気は快晴で、雪を冠した二つ耳のキリリとした姿がかっこいい!!
雪をまとった周りの山々を眺めつつ天神尾根を上がる。雪化粧をした山々は本当に美しい。
人も山もスッピンよりも、やはり化粧を施した方が美しいし立派に見える。
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トマの耳からのオキの耳
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オキの耳からのトマの耳
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谷川岳ベースプラザの1F~5Fが駐車場で、駐車料1000円。高っ!
しかし、1000円という値段は冬季料金だそうで、夏季は500円。
6Fがきっぷ売り場で、ロープウェイ乗り場は7F。
ロープウェイは往復で2060円。モンベルカードかJAFカードがあれば100円引き。
その上へのリフトは、冬季はスキー客オンリーで登山者は乗せてくれない。
でも、片道410円もするリフトに乗るうまみはないので、たとえ乗せてくれると言っても登山者ならみんな歩くと思う。

帰りの温泉は、ベースプラザのインフォメーションで紹介された湯テルメ谷川。
インフォメーションで割引券をもらって、570円のところが470円。
なかなか良いお湯だった。








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by campanula2015 | 2017-04-16 23:30 | hiking
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乗鞍岳(北アルプス)

2017年3月19日(日)~20日(祝)
Mt.乗鞍スキー場駐車場-(リフト3本乗り継ぎ)-かもしかリフト最上部→ツアーコース終点→位ヶ原→トイレ小屋→乗鞍岳(剣ヶ峰)→トイレ小屋→位ヶ原→ツアーコース終点→夢の平→やまぼうし→駐車場
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スキー場の最上部までリフトであがって、山スキーヤーと入り乱れながら山頂に向けて登山開始。
徐々に天候が悪化して、強風&視界なし、どっちを向いても真っ白け、ルート不明。下山してきた人も「ルートがさっぱり。撤退です。」
このまま無理して上がっても、展望はないし、ヘタして遭難してもやばいので、明日の天気次第で再アタックすることにして2650mまでで撤退。
夜の気温は-18℃、ど寒い。雪が降り続いているので、テントを守るために夜中に雪かきに起きる。
夜、暖気が流れ込んでいるのを感じて気落ちしつつも、師匠の「19日より20日の方が天気がいい」の餞別の言葉(笑)を信じて寒い夜を我慢する。


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朝になると、なんとピーカン。これは日ごろの行いでせうか!?
一般路(多くの人が登っているルート)は風が強く遠回りなので、真正面の尾根をダイレクトに登る。
が、アイスバーン気味の急登なので、「滑落」の二文字が頭をよぎり、かなりビビりながらなんとか登り切った。
でも、スキーを担いでダイレクトに登りあげている人もいたから、山スキーヤーってすげー!!
山頂は風が強いものの、展望は最高。雪を冠した山々は本当に美しい。やっぱ北アルプスは冬の山だ。
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帰りの温泉は、2時間も走ってから伊那の羽広温泉「みはらしの湯」。おすすめ。
露天風呂からは南アルプスが一望なのだ。







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by campanula2015 | 2017-03-20 23:30 | hiking
冬は、釜トンネルより先が通行止めのため、釜トンネルからは徒歩で上高地に入る。
沢渡の駐車場から釜トンネルまでのタクシー代は、片道2900円。夏と違って相乗りしてくれる人を探すのが大変だから、お金持ち以外は独りで行っちゃだめです。
ただ、冬の間は駐車場は無料。
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ゲート内には、仮設トイレが設置してある。それだけ入山者が多いということだろう。
ゲート内に入ると、すかさず指導員がやってきて、登山計画書の提出を求められた。
持参してきた計画書を直接手渡し、再度計画の念押しをされた。
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トンネル内は真っ暗なのでヘッドランプが必要。所々凍っているので要注意。
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釜トンネルの次は上高地トンネル。
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穂高の雄姿。上高地は、本来は「神垣内」の表記であるが、まさに神の宿る山にふさわしい。
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夏は観光客でごった返している合羽橋も、静かでのんびりとした雰囲気。
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夏は登山者の後をくっついてくる猿たちは、この寒いのに梓川に入っている。
何をしているのかと見ていると、石を1つ1つひっくり返しては石の裏を確認している。餌でも取っているのであろうが、いったい何を餌にしているのだろうか?
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北アルプスは、チャラチャラしていて好きではないっという人が多いが、冬に来ると素敵だなあっと思える。
穂高も雪を冠してこその山なのだろう。
冬の穂高を見ると、「山は神が住まうところ」だと素直に思えてくる。
「穂高は冬にしか登らない」と言っていた故人も今は神の山の住人になっているのであろうか?


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by campanula2015 | 2017-03-05 23:30 | hiking
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北横岳~三ッ岳~雨池山~縞枯山(北八ヶ岳)
2017年2月12日(日) 晴れ

北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅9:10-(ロープウェイ)-山頂駅9:20

山頂駅9:35 →北横岳ヒュッテ(10:15~10:25)→北横岳・南峰10:30→北横岳・北峰(10:35~10:45)→北横岳ヒュッテ10:55→三ッ岳・Ⅲ峰11:15→三ッ岳・Ⅱ峰11:25→三ッ岳・Ⅰ峰11:40→(昼食約20分)→雨池山12:40→雨池峠(12:50~13:00)→縞枯山(13:20~13:30)→雨池峠(13:40~13:45)→縞枯山荘13:50→山頂駅14:00

山頂駅14:20-(ロープウェイ)-山麓駅14:30

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団体ツアーも入る超初心者向けの山なので、ラッセルの必要なし、ルートファインディングの必要なし、体力も必要なし。
下はスキー場だからバッチリ除雪がしてあり、駐車場まで苦も無くピットイン。
メジャーな山だからか、なんとなく雰囲気が華やか。眺望もこの上なし。
ただし、人が多いうえ、1cmと沈まない踏み固められた登山道でスノーシューやワカンをつけている人が結構いてカオスな世界@@

帰りは、尖石温泉「縄文の湯」







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by campanula2015 | 2017-02-22 23:30 | hiking
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恵那山(中央アルプス)
2017年2月11日(土) 雪時々曇り
集落外れの駐車スペース9:50→通行止めゲート→登山口(広河原口)→<撤退>13:30→登山口→通行止めゲート→駐車スペース14:50


木曜日から降り続いている雪で、雪が深くて山頂まで届かず。
まずは、通行止めゲートまで車を入れられず、集落の外れに車を置いてそこから延々登山口までてくてく。
四駆のスタッドレスでもここまで入れるのが精いっぱいで、スタッドレスを履いていても二駆はアウト。
Uターンが難しく、バックで戻ろうとすると沢に落ちる危険性大(過去に落ちた車があるそう)なので、深入りする前にあきらめが肝心。
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登山口までが遠かった。登山口に着いた時にはもうすでに疲れ果てていた自分。だらしない(--;)
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先行者4人が付けてくれたトレースに助けられるも、先行者が「無理です」と引き返してきたところで、もう山頂はあきらめた。
5合目より先はトレースがなく、膝上ラッセル。
我々は13:30まで粘り、吹雪いてきたのを潮に撤退。

登っている間に降り積もった雪で車が動かせなくなり、雪かきをしてから、「せ~のっ!」で車を押して脱出。
後続の夫婦が下山に時間がかかりそうだったが、早く下りてこないと車が雪に閉じ込められ、雪かき救助要請しないと、かも。

帰りは、昼神温泉の「お座敷風呂」の鶴巻荘。めっちゃ良かった。







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by campanula2015 | 2017-02-11 23:30 | hiking